マタニティ歯科について
妊婦さん、そして生まれてくる赤ちゃんのお口の健康に配慮した歯科治療がマタニティ歯科です。普段と比べ、妊娠中は免疫力が低下するため、お口の中のトラブルが起こりやすくなります。更に、妊娠初期はつわりなどによって、毎日の口腔ケアも思うように出来なくなってしまいます。
当院のマタニティ歯科では、お腹の中の赤ちゃんの安全を一番に考えながら治療を行うだけでなく、10ヶ月にも及ぶ長い妊娠期間を妊婦さんに安心して過ごしてもらうことが出来るよう、妊娠期特有の口腔ケア、そしてアドバイスをさせていただきます。
また、赤ちゃんが生まれた後には、妊娠中は行うことが出来なかった歯科治療や、赤ちゃんのための口腔ケアやアドバイスも行なっていきます。
受診のタイミング
出産予定の1ヶ月前までは治療やケアを行うことが出来ますが、妊婦さんの状況や症状によっては治療が制限されることがございます。下記を目安にしてください。
妊娠初期(妊娠1~4ヶ月頃)
つわりのあるこの時期には、ケアや指導などを中心に行なっていきます。酷い痛みがある場合など、緊急性が高いと考えられる場合には処置を行いますが、流産のリスクを避けるためにも大きな治療や処置は可能な限り回避します。
妊娠中期(妊娠5~8ヶ月頃)
安定期であるこの時期は、特別な症例を除いた通常の歯科治療ならば問題なく受けることが出来ます。お口の中に気になる症状があるという場合は、この時期に治療を済ませるようにしましょう。
妊娠後期(妊娠9ヶ月~)
いつ陣痛が始まってもおかしくない時期であり、歯科治療による刺激が子宮収縮を引き起こし早産につながるケースを回避するためにも、歯科治療は控えるようにしましょう。気になる部分は妊娠中期のうちに治療を済ませてしまうか、出産後に落ち着いてから治療を受けることをお勧めいたします。